vol.72 春がそこまで

  不順な気候が続きますが、寒空を見上げると、桜の枝には僅かに蕾が
 ふくらみ始めています。
 やっと春の到来を実感することが出来ました。
 このコラムが始まった頃、私は何回か菜の花のことを書きましたが、年は
 廻り、また菜の花の季節がやってきました。
 
 千葉県の南房総一帯は、12月から花をつけ始めていました。昨年は
 例年より遅かったといわれましたが、今、ここを盛りと咲き誇っています。
 高知県の四万十川沿岸も満開です。
 しかし、なんと言ってもスケールでは北海道の滝川市の菜の花畑には
 叶わないと思います。
 黄色に染められた大地の向こうに真っ青な空があるーーーあの風景は
 ずっと目に焼きついて離れません。
 
 南房総はびわの産地としても知られています。
 びわといえば、「茂木枇杷」の名が浮かびますが、量からいえば南房総
 のほうが上でしょう。
 ナマのびわだけではなく、加工品も色いろ作られています。道の駅も
 多く、中でも「ビワ倶楽部」が一番充実しているように思います。
 大きくて形のいいものは、そのまま出荷し、傷があったり、形がよくな
 いものは、加工に廻されています。
  ビワゼリー、ビワ羊羹、ビワジャムなどさまざまに工夫を凝らした
 商品が店頭をかざります。
  房総の女性は、とても働きモノ。
 海辺の人たちは、魚や海藻の加工品をつくり、内陸部の人たちは
 葉の花やビワの加工を取りしきっています。
 ここは温暖な気候のせいか、健康的で明るく、活発な人が多いのです。
 それは、女性の元気が、地方を元気にすることを証明している
 ようで、嬉しく思えます。

  菜の花は、単独でもきれいですが、四万十川流域のように、水仙との
 組み合わせ、伊豆の河津桜との組み合わせも華やかなアンサンブルを
 奏でて見事です。
 日本の象徴ともいえるのが、桜ですが、冬と春の間を埋めているのが
 菜の花ではないでしょうか・・・
 
  あの菜の花の黄色を見ていると元気が出てきます。
 桜や梅は一本でも絵になる大木ですが、菜の花は、小松菜や高菜などの
 アブラナ科の野菜の花茎や若葉なのです。
 野菜なのにカルシウムが豊富、そのビタミンCやカロテンなどを含む
 栄養食品だったのです。
 見てよし、食べて良しの頼もしい野菜です。

  今東京では1把300円弱の高値。
 でも房総の農家さんの菜の花畑を見物していると、
 「欲しかったら、イクラでも持っていっていいよ!」 と分けてくれますヨ。

 大量に手に入ったら、茹でて冷凍にしておけば、相当長く楽しめます。
 この野菜の良いところは、どんな料理にも向くということ。
 和風は勿論、中華もフレンチ、イタリアンにも使えます。
  これを機会に、あなた流創作料理を考えてみられたら?
 花が蕾の今こそ、せいぜい菜の花を食べましょう!!

 



 

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