vol.68 冬野菜の旨味は寒さから

 
  このところ天候不順で野菜の値段が高騰しています。
 家計を預かる主婦や飲食業には頭の痛い問題です。
 しかし原因が気候にあるとすれば、生産者の方も
 どうしようもありません。この冬の異常な寒波で植物も
 相当な被害を受けているに違いありません。
 
  しかし、この寒さの影響で意外な恩恵をこうむっていること
 もあるのです。
 寒くなれば、鍋や蒸し物が恋しくなりますが、それらの料理
 に欠かせない白菜、ほうれん草、キャベツなどがとてもおいしく
 育っているのです。

  例えば、白菜の旬は11月~2月、まさに今が旬です。
 今年の白菜は、巻きが硬く、少々小ぶりですが、甘みが強く、
 水みずしくて味が良いのです。
 白菜は、寒さに耐えることで身が締まり、ぐっと甘みを増して
 ゆきます。
 この白菜は、見かけによらず(身が白いので栄養価が乏しい
 と見えるのですが)、ビタミンCが多く、カリウム、カルシウム、
 マグネシウム、亜鉛なども含んでいるのです。
 おまけに、低カロリーで食物繊維が多いとあって、整腸作用
 もあり、ダイエットにも良い、「健美野菜」ではありませんか!
  鍋物にして、余ったら即席の塩ずけ、甘酢漬にして使い切る
 のもおすすめです。
 
  それから、緑黄色野菜の代表格のほうれん草。
 ほうれん草の旬も12月~1月です。
  今年は「寒締めほうれん草」というのが、目につきます。
 根が太く、そこから葉ボタンのように葉が広がっているものです。
 葉がちじんでいるのがが特徴で、葉肉も普通のほうれん草に
 比べてかなり分厚いものです。
 
  子どもたちは、ほうれん草の苦味、えぐみが嫌いだといいますが、
 このほうれん草は、炒め物に向いていますので、脂を使うことに
 よって、シュウ酸の苦味を消すことができます。
  ベーコンとほうれん草の炒め物にコーンとバターを加えれば
 お子さんの好きな一品になること間違いなしです。
 また、ちょっとオシャレな「ほうれん草とハムのキッシュ」なども
 いかがでしょう。
  
  そして、11月~3月にかけて出回るのが、冬キャベツ。
 寒玉とよばれ、甘みがありロールキャベツなどの煮ものに適して
 います。何枚も重なった葉がしっかり巻かれて、重いものが
 良質です。
 因みに、青汁でおなじみのケールというのは、アブラナ科の野菜で、
 キャベツのルーツとして知られています。
  葉が大きく変化したのがキャベツで、花が大きくなったものが
 ブロッコリーや、カリフラワーに分かれていったということです。・

  『キャベジン』 という名の胃薬をご存知と思いますが、キャベツ
 には胃炎や胃潰瘍に効くビタミンUが含まれています。その他
 ビタミンCやアミノ酸、カルシウムなどが豊富で、葉の緑の部分
 にはカロテンも含まれています。

  今回とり上げた葉野菜は、根の部分を取り除けば全部使い
 きることができます。その上日持ちが良いので、野菜高騰の
 今でも、そう高いものとは思えません。
 これらの野菜は、冷蔵庫に入れず新聞紙に包み、縦に立てて
 冷たい場所で保存していただければ結構です。
 エコにもなりますネーー

  まだまだ続く寒い日を乗り切るために冬野菜のちからを
 借りましょう!!





 

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